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命を救う心肺蘇生法
京都府医師会
更新日 2008/04/08
命を救う心肺蘇生法
京都府医師会
2008/04/08 powered by 京都府医師会

生死を分ける救命救急処置
119番通報をして、救急隊が駆けつけてくれるまでの時間は、平均で5~6分はかかります。
心臓発作などで、急に心臓が止まり、家族や友人が倒れた時に、救急車がくるまで何もしていないと、倒れた人の生命はほとんど救うことができません。
救急車がくるまでの、貴方の心肺蘇生法で、救命できる可能性が大きくなります。
心肺蘇生法の手順を勉強しましょう。
あなたの知識と勇気が命を救う。

倒れている人がいれば、肩を叩いて、「大丈夫ですか?」と呼びかけます。
反応がなければ、助けを呼びます。
他に人がいれば、119番通報してもらいます。
自分一人しかいなければ、119番通報を優先します。
持ち運び可能な子機から119番通報すると、救急車到達まで処置の指導を受けることができます。
携帯電話でも119番通報できます。ただし携帯電話の場合は、地域外の消防本部につながることがあります。住所、症状をはっきり言いましょう。
救命処置がしやすい体位、位置に、倒れている人を移動します。
意識がなくなると、舌が気道(鼻から肺までの空気の通り道)を塞ぎます。
図のように、片手を額にあてて、片手の指先で、顎を持ち上げます。
耳を口元におき、呼吸をしているかどうかを確認します。
耳で呼吸の音を聞いて、ほほで息の気流を感じて、胸の動きを観察して、呼吸しているかどうか確認します。10秒以内で確認します。
風、騒音のある屋外では、用手法での呼吸確認が有用です。
指を少し開いた片手で、倒れている人の鼻と口に近づけて呼吸を確認します。

呼吸を確認して、呼吸をしていなければ、額に当てていた手で鼻をつまみ、大きく口をあけ、倒れている人の口をおおいます。2秒ゆっくり息を吹き込みます。吹き込む量はコップ2~3杯です。(500~800ml)この時、抵抗なく空気が入り、胸が膨らんでいるときちんと息を吹き込めています。2回続けて、息を吹き込みます。
息の吹き込み後、呼吸をしておらず、咳もでず、体の動きが観察されなければ、心臓マッサージを開始します。右手の指先で、あばら骨の下のふちを体の中心の方向にたどってゆき、中心部から指2本分(3cm)頭側に、左手をおきます。

赤い位置が心臓マッサージで圧迫する位置です。

左手を下にして右手を上に載せて手を組みます。赤い印の部分(掌底部)のみで、圧迫します。

両肩を倒れている人の胸骨の真上に位置させて、腕を伸ばして、手を組み、掌底部で胸骨上の、圧迫点を圧迫します。胸骨を3.5cmから5cm押し下げる程度の強さで圧迫します。1分間に100回のスピードで、胸骨の圧迫と弛緩を繰り返します。
- 心臓マッサージ15回と人工呼吸2回を繰り返して行います。
- 人工呼吸は、できれば感染防御具を使用しましょう。
- 心臓マッサージだけでも、救命効果があります。

子どもへの心肺蘇生法
子どもは体が小さいため、心肺蘇生法のやり方についても大人と異なる点があります。
- 1歳未満の乳児では赤ちゃんの鼻と口を同時に覆って、1~1.5秒かけて息を吹き込みます(鼻と口が同時に覆えないときは鼻だけを覆います)。
吹き込む量は胸が上下する位で、お腹はふくれてこない程度とします。 - 1歳以上8歳未満の子どもは大人と同様口対口で行います。
- 1歳未満の乳児では、左右の乳頭を結ぶ線のまん中に人さし指を置き、中指と薬指を人さし指にそろえて胸骨(正中線)の上に置きます。その状態で、人さし指を持ち上げ、中指と薬指で胸骨を垂直に押します(約2cm胸が沈む程度)。
- 1歳以上8歳未満の子どもでは大人と同じ位置(胸骨の下端より指2本分上)を片方の手のつけ根で胸が約2~3cm沈む程度の強さで押します。
- 圧迫の速さは大人と同様1分間に100回です。
- 子どもは心臓マッサージ5回と人工呼吸1回を繰り返して行います。
- 自分一人しかいなければ、8歳未満の子どもの場合はまず1分間心肺蘇生法を行ってから119番通報します。
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