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子どもの発熱
京都府医師会
更新日 2008/03/21
子どもの発熱
京都府医師会

2008/03/21 powered by 京都府医師会
発熱について
1 お母さんは発熱に敏感
子どもが病気になって一番気になる症状は?という質問をしたら、大半のお母さんが発熱と答えるのではないでしょうか。理由は、よくわかりませんが、日本のお母さんは外国人にくらべて発熱に敏感なようです。
特に39度を超えるような熱に対しては、「脳が冒されるのではないか」、「何かが起こるのではないか」と心配されるようです。発熱で、知能障害などをおこすという心配が強いようです。
しかし、発熱は冷静に対処すれば、そんなに怖いものではありません。
一口に発熱といっても、いろいろな原因があります。
日射病のように体の外からの熱を受けて体温が上昇する場合や、風邪のように感染症で、自分の体で出す熱で発熱している場合もあります。
発熱するのは、体が体温を上げて循環、代謝を活発にし、いわば、病原体に対して、戦闘状態に入ったことを示しています。また、体温が高い方が、ウイルスや細菌を体内でやっつけるのには都合がよいといわれています。
だから、「熱が何度か」というよりも「何故熱がでたのか」が大切なのです。
3 発熱は病気の症状
発熱は、病気の一つの症状です。
一生懸命に熱を下げてやっても、病気そのものが治るわけではありません。
だから、あわてて熱を下げる必要はありません。 しかし、高熱がでていると食欲が落ち、元気がなくなり、不安も強くなります。頭痛、筋肉痛など身体症状もでますので、何らかの手を打った方がよいでしょう。
体温が37℃~37.5℃の間で、他に症状がなく元気にしていたら、様子を見ていれば良いでしょう。
(2)37.5℃以上熱がでたら
37.5℃以上であれば、水枕などで頭を冷やし、安静にさせてください。子どもが一番心地いいようにしてあげるのが大切です。小さな子どもなどで、冷やすのが難しかったり、かえって寝られないような時は、そのまま様子を見ても大丈夫です。
(3)38.5℃以上の高熱の時は・・・
38.5℃をこえる発熱のとき等で、不機嫌だったり、ぐずって寝られないようなときには、解熱剤を使用してもかまいませんが、解熱剤を使えばかならず37℃になるものではありません。半日から一日様子を見ても、熱が下がらない時には受診してください。一日の内でも上がったり下がったりするものです。
朝に下がっていたから解熱したわけでなく夕方から再び発熱することはよくあることです。一旦24時間37℃以下になれば解熱したと考えてよいでしょう。
小児の発熱に対する留意点
先にも述べましたが、発熱はあくまでも症状です。また、熱の高さと病気の重さは一致しません。 夏の、日射病や熱中症は、点滴などによる急激な水分補給と体の冷却が必要ですが、それ以外の発熱で緊急を要するものは少ないものです。 落ち着いて対処しましょう。
受診はどんなときに?
熱が高くても、比較的元気で普段と変わらず、咳や、はながでて風邪を疑わせるようでしたら、そんなに心配いりませんが、咳が続いたり鼻がきつくて眠れなかったり、乳児で哺乳できないときは、あまり熱が高くなくても受診した方がいいでしょう。
とにかく、普段と何かが違うとか、元気がないとかいうときは受診されたほうがよいと思います。
水分を十分にとりましょう
食欲があれば、普通に食事をとってもかまいませんが、発熱があるときは、発汗で水分が不足気味になります
食欲はなくても、水分だけは出来るだけとらせたほうがよいので、冷たくてもかまいませんから口当たりの良いものを出来るだけとらせてください。
薬をもらったら、ちゃんと飲ませましょう
医療機関でもらわれた薬を、「食事をとらないので」とか、「ずっと寝ていたので」とかの理由でキチンと飲まされていない方がありますが、薬は決めたれた量を決められた回数飲まないと効果が期待できません。1日3回飲む薬を2回しか飲まなかったり、少し元気になったのでと、1日で飲むのをやめたりでは、折角もらった薬も効果が半分以下になってしまいます。中途半端な飲み方はかえって病気に良くないこともあります。特に小さな子どもさんの場合は、 少し時間がずれても、1日3回なら3回、2回なら2回キチンと飲ませるようにしましょう。
解熱剤を使うならアセトアミノフェンを
最近は、小児に対して安全性が確立されているものとして、解熱剤はアセトアミノフェンの使用が勧められています。アスピリンやその他成人に主に使われる解熱剤などは、小児には使用しないことになっていますので、十分ご注意ください。お父さんやお母さんの薬の量を減らして使うようなことは絶対にやめてください。

風邪を引いたときにお風呂にはいってもいいの?
一般的に子どもの入浴についての科学的な見解はありませんが、40度までの温度が適当といわれています。 特に、風邪を引いた時の入浴については、あまりの高熱のときは、体力を消耗するので、入力は避けるべきですが、あまり熱が高くなく、鼻の症状が主で、機嫌が良く、食欲もあるときは、汗を流す程度の入浴はかまいません。 風邪を引いているのに、風呂にはいったから悪くなったと考えるよりも、少し元気があり、あまり症状の強くないときなどは、少しぬるめのお湯で入浴し、さっぱりして就寝させることも悪いことではありません。子どもさんの状態をみて、入浴させるべきかどうか判断することが必要です。
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