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カウンセリングは魔法の薬?
東原医院
院長 東原繁樹
更新日 2008/02/08
カウンセリングは魔法の薬?
東原医院 院長 東原繁樹
今回のコラムでは、Q&A形式で、「カウンセリングは魔法の薬?」をテーマに、カウンセリングの効果や、お薬との使い分け方などについてお話します。
Q1 心療内科や精神科ではカウンセリングはしてくれないの?
今かかえている問題などいろいろな相談にはのってくれるけれど。
Q2 会社のことで夜が眠れなくなって、病院には相談に行っているけれど、薬を出すばかりで、もっとカウンセリングみたいなことはしてくれないの?
ふだん先生に話していることも、ある意味でカウンセリングに含まれているんだ。何か特別相談したいことがあるとか、特別カウンセリングで知りたいことがあるの?
Q3 いらいらして、気分が憂うつでしかたないけれど、薬に頼らずこの気持ちを明るく変えてもらえないの?
会社のことや悩みごとを相談して、気持ちは楽になるけれど、カウンセリングだけでは無理な時がある。特に夜が眠れない時には、薬が必要になる。患者さんの中にはカウンセリングを受けたらすべて解決すると錯覚している人もいるけれど、限度がある。
Q4 カウンセリングはどういう時に利用したらいいの?
子育ての悩みや近所付き合いや友人とのトラブルなどから始まって、若い人の場合はこれからの生き方もアドバイスを受けることができる。自分の性格をもっとよく知りたいとか、今かかえている問題をどう解決したらいいかなどももちろん対象になる。
でも、ふつうの診察でもこういうことはしているので、現実的にはもっと長時間話を聞いてほしい人が対象になる。
Q5 カウンセリングで治らないのは、不眠のほかに何があるの?
うつ状態が強いときには薬が優先される。うつの時にはカウンセリングさえ受ける元気がないし、死にたいという気持ちも強い。パニック障害も認知行動療法以外はあまり役に立たない。うつ病でもパニック障害でも薬を飲んでいてなかなかよくならない人が、カウンセリングを希望することがあるけれど、この場合もそう簡単にはいかない。
Q6 更年期障害や自律神経失調症の場合はどうなの?
純粋に精神的なことといえない場合はカウンセリングだけではむつかしい。薬を上手に利用した方がいい。身体的訴えが多い人はカウンセリングにはあまり向かない。カウンセラーは医者ではないし、身体的訴えが前面に出てくる人は一般的には苦手。もちろん、訴えの背後にいろいろな問題をかかえている場合もあるけれど、教科書のようにはなかなかうまくいかない。
Q7 カウンセリングはどこで受けたらいいの?
専門の医師と協力しながら、その病院や診療所でカウンセリングを受け、心理的な面ばかりでなく医学的な面も補ってもらうのが理想。 でも、心理カウンセラーがいる医療機関はまだ少ないし、料金面でも1時間ぐらいになると健康保険がきかなくなったりする。 また、薬の必要のない登校拒否などは、必ずしも医療機関でなくてもいい。
Q8 病院や診療所以外ではたとえばどういうところがあるの?
子どもの場合は児童相談所や京都の場合は最近できた京都市教育相談総合センターなどがある。
公的な相談所は無料でやってくれる。
最近は各大学の心理学部で心理相談室を設け、一般の人を対象にカウンセリングをしてくれる。
もんもん日記でもふれているけれど、臨床心理士の育成のため、どこも力をいれてやっている。料金は1時間三千円前後の所が多いけれど、京都では立命館大学や京都文教大学など多くの大学でやっている。心理関係の学部がないとやっていないけれど、詳しいことは各大学で問いあわせたらいい。でも、あくまでカウンセリングだけで、薬は出ないし、健康保険もきかないのでまちがえのないように。

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