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肝炎ウイルスを知ろう!
京都府医師会
更新日 2008/01/25
肝炎ウイルスを知ろう!
京都府医師会
2008/01/25 powered by 京都府医師会
ウイルス肝炎の知識
「お酒を飲まないのに肝臓が悪くなったのはどうしてでしょう」とよく聞かれますが、日本では肝臓病の70%以上は肝炎ウイルスによるものです。
ウイルス肝炎とは肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓病で、現在わかっている肝炎ウイルスはA型、B型、C型、D型、E型ですが、日本に多いのはA型、B型、C型でD型、E型はほとんど見られません。
放っておくと恐いウイルス肝炎
A型肝炎は経口感染(生水、生ものの接種)によって急性肝炎になりますが、慢性肝炎になることはなく殆ど治癒し再び感染することはありません。B型、C型肝炎ウイルスの感染では持続感染がおこり慢性肝炎となり、将来進展して肝硬変、肝がんになることがあり、国民病として対策が急がれています。
B型
輸血や注射器などの回し打ち、性行為など血液を介して感染する感染とB型肝炎ウイルスに持続感染している母親から出産時に血液を介して感染する感染があります。成人の感染は急性肝炎となって殆ど治癒しますが、3歳児未満で感染すると持続感染者になり、そのうち約10%では慢性肝炎、肝硬変、肝がんに進展することがあります。
C型
輸血、血液製剤、注射器の回し打ち、刺青など血液を介して感染します。C型肝炎ウイルスは感染力が弱く母子感染や性行為での感染はまれにしか起こりません。感染すると急性肝炎から治癒する場合と、慢性肝炎へと移行し、肝硬変、肝がんへと進行する場合とがあります。
慢性肝炎の診断と治療
診断肝臓は「沈黙の臓器」といわれほとんどの慢性肝炎では自覚症状はありません。健康診断や献血、他の病気の時に肝機能検査の異常や肝炎ウイルスの検査によって指摘されることがほとんどです。肝臓の細胞の破壊を示す血液検査値(GOT,GPT)の上昇、慢性肝炎の後期や肝硬変では減少する血小板の値が有益な検査になります。また、超音波やCTなどの画像診断が肝がんの早期発見には必要な検査として使われます。必要な場合には肝臓の組織の変化を見るための検査(肝生検)を行うこともあります。
治療
慢性肝炎の治療は原因となっている肝炎ウイルスを血液中から排除する目的でインターフェロンが中心になっていますが、約30%の人にしか効果がありません。しかし、最近ではインターフェロンと抗ウイルス剤との併用によって改善が期待できたり、インターフェロンの治療もウイルス量を減少させる目的で長時間にわたって使用できることになり、肝硬変への進展を抑制できる可能性ができています。
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