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結婚と仕事に行き詰まって
東原医院
院長 東原繁樹
更新日 2007/10/26
結婚と仕事に行き詰まって
東原医院 院長 東原繁樹
今回のコラムでは、Q&A形式で、現代多く見られる事例として「結婚と仕事に行き詰まって」をテーマにお話しします。
Q1 現在30歳の女性。最近結婚を考えていた彼とうまいこといかなくなり、仕事も行き詰まって何もかもいやになっているけど、心療内科を受診して何かいいことはあるの?
心療内科を受診したからといって、彼がもどってくるわけではないけれど、追い詰められた気持ちは楽になるし、今後のことも前向きに考えていけるように手助けはしてもらえる。
Q2 ただ話を聞いてもらうだけで、何の解決になるの?
頭の中でぐるぐるまわっている心配事や悩み事は八方ふさがりで、どうしようもないと思ってしまうけれど、誰かしっかり聞いてくれる人がいて、悩みを言葉に出して話すと、問題が整理され気持ちも楽になるんだ。
Q3 それなら、お母さんや友達でもいいの?
身近な人でもかまわないけれど、専門の先生でないので、「そんな彼のことは早く忘れてしまいなさい」とか、「しっかり元気を出しなさい」とか、あまり役に立たない励ましになってしまいやすい。
Q4 じゃあ私のこの悩みはどう解決したらいいの?
専門家でも、30歳前後の女の人の生き方は難しいと思っている。特に仕事に行き詰まって、すぐに結婚する相手もいない場合には精神的にも追い詰められやすいけれど、同じ悩みを持っている人は大勢いて決して自分だけではないんだ。彼がいても、今の不況では彼の給与だけで生活していくのは大変で、なかなか結婚に踏みきれず、年齢を重ねてしまう人も多い。
女の人の職場環境も厳しく、年齢とともに責任は重くなり、給料は安く、手のかかる後輩の面倒までみなければならなくなってきている。また、男の人の意識も最近はだいぶ変わってきてきているけど、まだマザコンの人も多いし、男尊女卑の考えからぬけきらない人も少なくない。
Q5 彼のことはどうやってあきらめたらいいの? 3年間も付き合ってきて、もう一度30歳を過ぎてから人生をやりなおさなければならないの?
人生はいつでもやり直すことはできるけれど、心が癒されるにはどうしても時間がかかる。彼のことを思い出して苦しくてたまらないのは当然で、彼に対する思いや後悔、あきらめや、怒りはなるべく言葉に出したほうがいい。日常生活に支障をきたすほど辛い場合には、薬でゆっくり夜が休めるようにしたり、気持ちを落ち着かせる方法もある。
Q6 もう仕事はやめたいけれど?
そんなにあわてることはない。体調がくずれている場合には、休養の診断書を書いてもらって、ゆっくりと体調を整えたらいい。

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