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精神科、神経科、心療内科、神経内科の違い
東原医院
院長 東原繁樹
更新日 2007/08/03
精神科、神経科、心療内科、神経内科の違い
東原医院 院長 東原繁樹
今回のコラムでは、Q&A形式で、精神科、神経科、心療内科、神経内科の違いについてお話しします。
Q1 このごろ疲れやすく、いらいらして夜も寝にくいけど、どこに行ったらいいの?
精神科、神経科、心療内科だったらどこでもかまわないけれど、神経内科しか標榜していないところは(特に総合病院では)、本来の専門分野が違ってくるんだ。神経内科とは、パーキンソン病や脳梗塞など、脳や神経に直接かかわる病気を診ていて、ストレスや自律神経失調症といわれるような病気とは関係ないんだ。
Q2 精神科でも、神経内科と書いてあるところもあるけど?
精神科というとみんな受診するのに抵抗があるので、総合病院でも開業医さんでも、受診しやすいように神経科とか神経内科という表示をしていたんだ。でも、最近は心療内科という表示も認められたので、精神科関係では神経内科は使われなくなってきている。医療法上は神経科も神経内科も同じだけれども、神経科と書いてあったら、精神科と変わりないと思ったらいい。
Q3 心療内科の先生というのは精神科の先生が多いの?
医学部の中でも、心療内科を独自に医局として独立させているところはまだ少ないんだ。独立した医局を持っているところは、内科系から出てきている。 だから、精神科系の先生と内科系の先生がいる。でも、実態は学会に入っているのは内科系の先生が多く、診療科目として出しているのは精神科系の先生が多い。
Q4 じゃあ、どちらの方にいったらいいの?
内科系の先生は当然内科の病気についてもよく知っているけれど、うつ病やパニック障害でも難しいケースでは、ちょっと応用が利きにくくなってくる。厳密に言うと、うつ病やパニック障害、不眠などは心療内科の扱う病気ではないけれど、実際にはこういう患者さんが多く受診してくるので、内科系の先生も対応しているのが現状なんだ。本来の心療内科というのは、過敏性大腸や気管支喘息、十二指腸潰瘍などのストレスで悪化する病気を扱っているんだ。
反対に精神科系の先生は内科疾患には弱いけれど、専門医なので薬の使い方などには精通しているし、難しいケースでも対応できるんだ。
例えば、もんもん博士の所に心筋梗塞の人が来ても、助かる人も助からないけど、ストレスや心の病気については20年以上こういう患者さんしか診てこなかったので、みんなが考える以上にありとあらゆるケースを経験しているんだ。だから、私みたいなケースは扱ったことがないのではないかと心配することは全くない。
内科系の心療内科の先生にも良い先生はいるので、軽症の場合や、ついでにちょっと精神科の先生では難しい内科の病気も診てもらうと思うならそちらでもいいと思う。

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