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小児科医の現状と対策
三楽病院
医師 久保淑幸
更新日 2007/01/18
小児科医の現状と対策
三楽病院 医師 久保淑幸
「小児科医の不足」という事態のもとどのような現象が起こっているのでしょうか?夜間の小児救急を行っている病院では、一睡もできなかった当直医が翌日も夕方、あるいは深夜まで平常勤務を強いられます。こんな当直が月に6~7回もあったりします。体がきついだけではなく医療事故を起こさないかと心配で疲弊しています。
一方、小児を持つ親御さんは子供の体調が心配で小児科を受診しても(特に夜間は)患者さんで一杯で2~3時間は平気で待たされます。このような状況に対して厚生労働省は小児科医の「配置の偏在と役割分担の不明確さ」が原因であるとしてセンター的病院への小児科医の集約を行おうとしています。また、診療報酬上も小児科に対して手厚い配慮を行うと言っています。しかし、いずれも実効性がどれくらいあるかは不明ですし、(実効性が)あったとしても中・長期的な政策であり即効性は期待できません。そんなことを言っているうちに、新臨床研修制度を受けた新人医師達の間では小児科志望の医師が3分の2以下に減ったということです。
そこで(あえて小児科の観点からのみですが)こういう提案はどうでしょう?
新臨床研修制度においては小児科を半年以上研修することを義務とするのです。小児科志望医師増に直結しないかもしれませんが、それでも内科や産婦人科に行っても小児を診る一助になるはずです。一気に小児科医師数を増加させることは不可能ですから、少しでも小児診療のできる医師を増やしていくことが重要だと考えます。
2007年1月18日
三楽病院 医師 久保淑幸
三楽病院 医師 久保淑幸
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